◆値下げ限界価格に達した商品を再出品する方法
【限界価格一括再出品】を使うと値下げ用CSVを使って商品ごとに「値下げ限界価格」が設定されている場合にのみ、その「値下げ限界価格」に達している商品を一括で再出品することができます。
※この機能は「値下げ用CSV生成」をして値下げ用CSVを生成した上でのみ使える機能です
※ここで言う「値下げ限界価格」というのはCSVの中で商品毎に設定されている「値下げ限界価格」のことで、メルネのツール画面に直接入力して設定できる「値下げ限界価格」ではありません。
◆商品が値下げ限界価格に達するとCSVの「再出品フラグ」が自動で1になります
値下げ用CSVを生成した上で日々の100円値下げの運用を行っている場合、その商品がCSVで設定されている「値下げ限界価格」に達した場合にCSVの「再出品フラグ(限界価格到達フラグ)」が「1」に自動でなります。
この「再出品フラグ」という情報を目印にして、【限界価格一括再出品】という機能は動きます。【限界価格一括再出品 】が実行されると、この「再出品フラグ」が「1」になっている商品を再出品しようとします。
ただし、その際には「再出品フラグ」が「1」になっていることだけでは不十分で、次で説明する条件を通過して始めて再出品されます。
◆再出品が実行される条件4つ
【限界価格一括再出品】が実行された際には、「再出品フラグ(限界価格到達フラグ)」だけでなく、以下の条件のチェックが行われ、すべてに問題なければ再出品が実行されます。
条件①「再出品フラグ(限界価格到達フラグ)」が「1」になっている
先程説明した通り、この「再出品フラグ」が「1」になっているかどうかが最初の条件になります。【一括値下げ(100円)】を実行している間に限界価格に達した商品は自動で「1」になりますので、通常はここは意識しなくていいものです。
ただし、もし「再出品フラグ」が「1」になっていない商品を再出品したい場合があれば、手動でこの「再出品フラグ」を編集して「1」にしても大丈夫です。
条件②最後の値下げ日時から「値下げ経過チェック」の時間以上経過している
例えば「値下げ経過チェック」を24に設定してる場合、最終値下げ日時から24時間以上経過していないと再出品されません。
条件③再出品を実行しようとした際に商品が「出品中」の状態である
いざ再出品の処理を実行しようとした直前の段階で、既に商品が売り切れていたり、公開停止中になっている場合は再出品されません。これは、1点物の商品を取り扱っている方を想定しているためです。売り切れてしまったにも関わらず、また再度出品してしまうとトラブルが発生してしまうのでこのような仕様にしました。
条件④コメントがない or 自分だけのコメントがある
再出品しようとした段階で、その商品に対して他のユーザーからのコメントが1件でもある場合は再出品されません。これは、その商品についてなにかしらの交渉事や対応しないといけない状況が発生している可能性があるためです。
なので【限界価格一括再出品】を使う場合は、定期的に不用なコメントを【コメント一括削除(全て)】など使って掃除したほうがしっかりと動きます。
売り煽るためのコメントや独自セール・イベントについてのコメントなど、自分が商品に投稿したコメントだけがある商品については再出品の対象となりますので、コメント掃除しなくても大丈夫です。あくまで、他のユーザーのコメントがあるかどうかということをチェックしています。
◆これら4つの条件が整ったものだけが再出品されます
以上で述べた4つの条件が揃った商品が【限界価格一括再出品】を実行した際に再出品される対象となります。
◆一括再出品の際の再出品数の上限を設定できます
1回の【限界価格一括再出品】の実行につき再出品する商品の数の上限を「限界価格再出品上限(個)」を使って設定することが可能です。
値下げ限界価格に到達している商品が大量にあり、再出品の対象となる商品が同じタイミングで大量にある場合、一気にその商品を再出品しないようにするためです。(1度に大量の出品を行うとメルカリからペナルティを課せられるリスクがあるため)
設定した上限を超える再出品の対象商品がある場合は、再出品の上限数まで再出品をしたところで処理は終了します。【限界価格一括再出品】が再度実行されたときに残りは再出品されていきます。
◆再出品される際の商品タイトルと出品価格
再出品される際は、
・商品タイトル
・出品価格
の2つについてはCSVの情報が使われます。
商品タイトルについてはCSV内の「タイトル」という項目が使われます。再出品時にタイトルを改変したい場合はこちらを編集してください。
出品価格はCSV内の「価格(データ追加時)」という項目が使われます。ここにはデータ取得時の元々の商品の価格が入力されています。必要であればここを編集して再出品価格を入力してください。
◆※重要【限界価格一括再出品】によって商品が再出品された場合【値下げ用CSV】は自動更新されます
※ここがけっこう重要なポイントです
この【限界価格一括再出品】によって再出品された商品は自動で【値下げ用CSV】にも情報が追加され、元の商品の設定情報(値下げ限界価格など)が自動で引き継がれるので、なにも意識することなく新しく再出品された商品は元の商品と同じ設定の元に一括値下げが実行され、管理することが可能です。
再出品によって新たに出品された商品情報を改めてCSVに取り込んだり、値下げ限界価格などを改めて設定する必要はありません。
つまり、CSVの中で1度ある商品に対して【値下げ限界価格】を設定したら、あとはそれが売れるまでひたすら【一括値下げ(100円)】と【限界価格一括再出品】を繰り返すだけでうまいこと運用できます。
【一括値下げ(100円)】と【限界価格一括再出品】は処理ループと組み合わせて実行することで指定した時間置きに自動実行が可能です。
◆処理ループと組み合わせて再出品の自動化が可能です
この【限界価格一括再出品】は、【一括値下げ(100円)】と同様に処理ループの設定を使って指定した時間置きに自動実行することが可能です。
【一括値下げ(100円)】と【限界価格一括再出品】を処理ループを使って自動化すると、
・値下げ限界価格に達するまで100円値下げ
・それで売れなければ再出品
この繰り返しが、その商品が売れるまで完全に自動化されます。
しかも
・メルカリに新規で出品した商品は値下げ用CSVに自動で取り込まれる
ので、完全な自動化が可能です。
こうなると、本当に新規の出品作業だけに専念することが可能です。
例えば設定で、
・処理ループ:12時間
・限界価格再出品上限数:10個
と設定してから【限界価格一括再出品】を実行すると、
1日2回(12時間毎)に【限界価格一括再出品】が実行され、1日で最大20個(10個×2回)を上限に再出品が実行されることになります。
「処理ループ」のスパンと「限界価格再出品上限」の個数をうまく調整することで、1日のうちに何回かにわけて再出品を自動で行うことができ、それと同時に新規出品の通知を効果的にフォロワーに送ることが可能になります。
◆中~高単価の一点物の商材を扱っている人におすすめの運用方法です
この機能は、中~高単価の古着や中古系の1点物、新品でも同じ商品の在庫を多く抱えてない人を想定しており、普段から100円値下げでの上位表示をメインに運用し、値下げ仕切って売れ残ってしまったものをたまに再出品作業をしていた人を想定しています。
これを活用すると、とにかくその1点物の商品が売れるまで、値下げと再出品を機械的に運用できるようになります。
値下げ用CSVの中で「値下げ限界価格」さえ商品ごとにしっかりと一回設定さえしてしまえば、あとは簡単に運用ができるというようになるのです。